«Champignon de Paris» マッシュルームを買う。
フランスは総じて食料品、特に質の良い野菜や果物が廉価かつ身近で手に入る。
東京では気軽に手を出しにくかったブラウンマッシュルームも日常に使う食材扱い。この日はふっくら大きなものが山盛りで1ユーロ(ちょっと前までは2ユーロくらいしてた)というので即買い。
白くても茶色くてもどちらが特別とかはなく、同じマッシュルーム( "champignon de Paris" / "champignon de couche” )として扱いは変わらずだった。
写真はひとかごの半量。土がかなり付着しているので水洗いして水分を拭き取り乾燥するのが常。
マッシュルームはルイ14世の庭師に見出されてナポレオン3世の時代に地下墓地で栽培されるようになったのが始まりとか。
パリが建築ラッシュとなった頃に産地を移してロワール地方を主とするようになった今でも名称は「パリきのこ “Champignon de Paris” 」のまま。
フランス中どこでも年中安価に美味しい入手出来るのが嬉しい。ひとかご山盛り2ユーロより高いのを目にしたことはない。
日々の食卓にも特別なひと皿にも使えるかわいいやつであるマッシュルームの食べ方は煮込みに付け合わせにスープにソースになんでもあり。人気レシピサイト「Marmiton」で検索するとざっと8,000超も見つかる。
私のお気に入りはざっくり3等分くらいの厚めに切った炒め物か、丸のまま蕪やお揚げ、凍み豆腐と一緒に炊いたん(どれもこちらで入手可能な食材)。きのこ自体の風味も強く良い上にぷりっとした弾力と染みた味がなんとも言えない。
ひとかご1ユーロなら毎回買ってしまうかも。
ごちそうさまでした。
<参照>
フランスの食材関連サイトはシュッとしたものが多い。
www.lesfruitsetlegumesfrais.com