Riz et Viande 日々是甘味

東京・パリ。ひねもす読書人間のフランス移住日記

«Oignon nouveau» フランスの新玉ねぎ(赤)を買う。

そんなに広くないパリとその近郊の中でもマルシェごとに土地柄があり店ごとにも取り扱う商品や値段が違う。いつどこでマルシェが開かれているかがわかるスマホ向けアプリまである(使ったことはない)。専門カテゴリーのマルシェを除けば、乳製品、鮮魚、肉、怪しい雑貨を売る店などなどあるけれど基本的にマルシェのメインは野菜を扱う店で、店先に並んだ野菜や果物の季節ごとの変化を眺めるのがとても面白い。

マルシェに行くたびに試したことのない野菜を買うことにしていて、今回は日本でも見かけた気がするようなしないような野菜を手にとってみた。商品札になんと書いてあったかは忘れてしまったけれど、画像検索してみたら
«Oignon nouveau» いわゆる新玉ねぎ(赤) だった。

 

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フランスでは新玉ねぎに限らず葉を切り離さないで売られていることが多く、実と葉それぞれの部位をどうやって食べるのかを考えるのは割に楽しい行為だったりする。そしてこの新玉ねぎ、実際に調理してみるとこれがなかなか使い勝手が良い。

玉の方は普通に新玉ねぎとして水にさらして鰹節と醤油またはバルサミコ酢をかければいくらでも行けるくらいさっぱり甘みがあって美味しい。
一方の茎・葉は青ネギやニラの代わりに使っても良いし(今回は餃子に使用)、茹でても歯ごたえがしっかり残るのでナムルにしたらシャキシャキした食感が残ってとても気に入った。

フランスで新玉ねぎは4月から7月がシーズンなので、まだあとひと月は楽しめそうで嬉しい。